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2007年7月 9日 (月)

幌尻岳

羊蹄山に続いて7月6日 日高の幌尻岳(2,052m ぽろしりだけ)に行ってきました。幌尻岳は思いつきでは行けない山です。まず山荘の定員は50名で、予約が要ります。山でのテント設営は禁止となっています。この予約申し込み受付が4月2日から始まりましたが、最初の3日間は申し込みが殺到し、電話が繋がらない状態でした。2ヶ月ほど前にはほとんど埋まってしまいます。幌尻岳へは16時間ほど掛かるので、日帰りは猛者でもない限り、体力・時間で限界があります。また沢を20回ほど渡ります。増水すると渡れなくなって、足止めとなります。Horosiri

今は本ゲートの前に仮ゲートがあり、車はそこまでしか入れません。山荘までは4時間以上歩くことになります。日程の都合で13:00から歩き始めましたが、ほかに行く人はありません。寝袋などの入った重い荷物を背負って、まず林道を2時間ほど歩きました。帰る人にはたくさん出会いました。やっと取水口に着きました。Photo_208

沢歩きの始まる取水口

ここから沢歩きが始まります。まず垂直に近い壁を横切るのに、肝を冷やされました。いよいよ徒渉です。マリンシューズと半ズボンに履き替えました。最初から膝上の水です。冷たくて足が痺れます。回復を待って次の徒渉に移ります。こんなことで行けるのかと戸惑いましたが、冷たさには次第に慣れてきました。また余裕を持って渡れるようになりました。あるときは腰、あるときは膝と20回以上の徒渉を繰り返し、やっと小屋に着きました。Photo_209

幌尻山荘

仮ゲートから4時間20分でした。結局 沢では誰にも会いませんでした。今日最後の到着ということで、心配を掛けてしまったかなと思いました。まずはほっとしました。ここは避難小屋なので食事も寝具もありません。小屋は定員があるので、1畳1人くらいの感じでそれほど窮屈でもありません。おにぎりを食べ、すぐに寝袋に入って休みました。8時頃消灯となりましたが、外のトイレの電気は点けておくためか、近くで夜中エンジンの音がしていてよく眠れませんでした。

翌朝は小雨が降っていました。3:50合羽を着て小屋を出発しました。必要なものだけを持ち、他は小屋に預けました。もうじゅうぶん明るくなっています。今度は1番早いようでした。樹林帯の道を行くと1時間50分で“命の泉”という水場のところに着きました。Photo_210

命の泉 この奥が水場

ここからは這い松の尾根の急登です。雨は上がりましたが、霧が出たり晴れたりしています。展望も開けてきました。カールに雪が残り、尾根沿いの先に幌尻岳が見えます。実に雄大な光景です。Photo_211

カールの残雪 写真には幌尻岳は見えません

5人に抜かれ、頂上には6番目に着きました。抜かれた3人が居り、写真を撮りあったりしました。大洗からフェリーで来たということです。霧で周囲は全く見えません。小屋からは4時間20分でした。風もないのでそれほど寒くありません。Photo_212

幌尻岳頂上

少し居て降りましたが、途中では、ときに霧が晴れ、稜線に囲まれたカールが見渡せます。高山植物もところどころ可憐に豊富に咲いています。来た道を戻り、小屋には、11:35に着きました。昼食のおにぎりを食べましたが、疲れていておいしくありません。着替えをし、荷物を整え、小屋を出ました。また徒渉を繰り返し、取水口から、林道を歩きます。最後の5分ほどのところは山荘の車が通りかかり、乗せてもらいました。わずかとはいえ疲れ果てていたので大変助かりました。やっと仮ゲートに戻りました。今日は12時間歩きました。16:45でした。

これで百名山98座を登りました。

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コメント

北海道を満喫できた?
こちらも標高1000mなのでさわやかなのですが
時々くる夕立と虫の多さには参っています。
昨日は帰り道で大きな猪に会いビックリしました。
そのうちまた帰ります。

連絡
池袋さんココは携帯が圏外です。
xxxx@k6.dion.ne.jpの方にメールください。
よろしく。

投稿: 奥三河の息子 | 2007年7月 9日 (月) 20時28分

コメントありがとう。工事のメインのときを見てみたいものです。

投稿: 峰の松風より | 2007年7月11日 (水) 07時36分

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