« 蔵王山 | トップページ | 東日本大震災 42 »

2012年11月16日 (金)

大入渓谷

飯田線中部天竜駅近くから新豊根ダムに至る大入(おおにゅう)川沿いに大入渓谷があります。この渓谷沿いの道は紅葉がきれいなので見に行ってきました。

Oonyukeikoku

大入川は大千瀬川さらに天竜川に注ぐ二次支流です。渓谷沿いのこの道は断崖に造られた道で、山側は金網ネットの張られた急な崖、川側は川が次第に下になってゆき、急なV字形になっています。

Dsc03768 紅葉の道と川

渓谷沿いのこの道は12kmほど続きますが、このような崖とはるか下を流れる川がずっと続いています。10年ほど前にも来たことがありますが、車は途中までしか入れず、道は崖崩れで通れませんでした。

今日はそのとき以来でしたが、車はもう渓谷入口で通行止めになっていました。紅葉は盛りですが、そんなに多いわけではありません。しかし色は鮮やかです。

Dsc03746  紅葉1

Dsc03762 紅葉2

Dsc03756 紅葉3

Dsc03754 紅葉4

このような険しいところにどうしてこの道が造られたのか、関心は半分そちらの方へいってしまいました。この道は県道となっています。絶壁を崩して造られています。

途中に川を渡る橋があり、その近くにプレート版が埋め込んでありました。プレート版には1983年とありました。このような厳しいところに道を通したのは、新豊根ダム建設資材運搬のためと思いましたが、ダムは1972年に完成しております。

Dsc03767 唯一川を渡る橋

Dsc03766 プレート版

また、以前には新豊根ダム近くに大入集落20軒ほどがありましたが、今は廃村になっています。この集落のためかと思いましたが、廃村はずっと前の1951年ということです。現在はこの大入渓谷沿いには民家はありません。

そうするとこの道は、大入集落廃村や新豊根ダム建設後にできた道ですから、地域発展や観光を兼ねた道ということになるのでしょうか。しかし、よくぞ造ったという思いがします。建設した人たちの労苦が偲ばれます。

土砂崩れのところに到着しました。駐車したところから1時間でした。このような険しいところにある道ということでしょうか、以前のときの土砂崩れはなんら手も入れられおらず、崩壊も進んでいました。

Dsc03758

土砂崩れ

この道の他のところでも、土砂崩れが進んでいます。この道はこれでいいのかもしれません。また自然に戻ってゆくということでしょうか。しかし、この工事をした人たちがいたということは忘れないようにしたいと思います。

日本全国ではこれ以上に険しいところに道はいくらでも造られています。しかし、目的があって造られています。今の時代、名所や観光地が廃れてしまっているところが多くあります。この道も寂れてしまったということかもしれません。

ここから引き返しました。紅葉と渓谷美を楽しみながら戻りました。それほど華やかな紅葉でもないので人は来ていません。しかしのんびりと歩けます。

|

« 蔵王山 | トップページ | 東日本大震災 42 »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大入渓谷:

« 蔵王山 | トップページ | 東日本大震災 42 »