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2015年3月20日 (金)

岩古谷山(トンコ船)

数日前の中日新聞地方版に設楽町神田の黒梅(こくばい)がちょうど見頃という記事がありました。この梅の花見と兼ねてその近くの岩古谷山(いわこややま)に登ってきました。

黒梅は梅林ではなく樹高8mほどの一本梅です。薄墨桜のように花びらが散り際に黒くなるわけではありません。濃い紅梅です。

P3200007黒梅1


P3200002黒梅2

P3200004黒梅3

何故黒梅かというと、枝を切ったとき切り口がふつう白いですが、この梅は黒いということです。民家の庭先にあり、樹齢80年以上、今年は花をよく付けています。

梅を見て10分ほど車で走り、岩古谷山へ行きました。堤石トンネルの田口側から登りました。ホームページに書きましたので見て下さい。

Iwakoya

戦前戦後の頃の話を書きます。

小学校のときトンコ船に乗り、遠足に行きました。トンコ船とは焼玉エンジンを付けた大きめの木造船です。当時は車が無く、船が運搬に使われていました。

Imagest44jvc3rトンコ船はこのような感じの船です。ネットで拝借しました

この船一隻にちょうど1クラスが乗れ、1学年6クラスの6艘が三ヶ日より弁天島の砂浜に行きました。

昼食にはほとんどの子が自家製の梅干しのおにぎり、たくわん、これは特別でしたが紙に少し塩を包んでゆで卵、他に飴玉など持って行きました。まだ戦後で豊かではありません。

6艘の船は競争のように波を蹴立てて進んで行きました。やがて他の船に負けまいという気が子ども達にも出てきました。この頃には船のおじさんとも大分打ち解けておりました。

船のおじさんに飴を1つ挙げるからスピードを上げてと言うと、飴を頬張りながら、エンジン室に下りて行き、おじさんはスピードを上げてくれました。他の船に近づいてきました。

皆は歓声を挙げました。子供にとっては大事な飴でしたが、実はおじさんは飴など特に好きではありませんでした。いかにも大好物のような顔をして飴を頬張っていました。

こんなことがあって単調な海の旅も楽しいものでした。おじさんは子供が大事にしている飴であるからこそ、頬張ることで子供と同じ気持ちだったのです。やさしいおじさんのお蔭で楽しい遠足となりました。

トンコ船は今では見かけることはほとんどありません。普段は砂を運んでおりました。木材や荷物の運搬などもしていました。

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