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2016年6月20日 (月)

神戸橋桁落下事故

当ブログはクレーンや工事の大好き人間です。
今年の4月22日に神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で、長さ124m、重さ1350tの橋桁の西側が約20メートル下の国道に落下するという事故が起こりました。この事故で作業員2人が死亡、8人が負傷しました。
このような事故は、安全対策が充分施され、起こりえないと思っていましたので、どうして起こったのか非常に関心がありました。
その後、有識者による技術検討委員会が造られ、3回会合が開催されました。最終見解が19日に発表され、その記事が今日の中日新聞にありました。
「東側をつっていたベント(仮の橋脚)設備の支柱が地面沈下で18.5cm傾いていたのが主な原因で、東側の地盤が弱かったのに調査が不十分だったため、土台が不均等に沈み、橋桁のバランスが崩れた」というのが結論でした。
橋桁の西側は、ジャッキで2ケ所(ジャッキは合計4基)支えられていただけで、不安定な状態だったため、東側で支柱が傾いた影響で、橋桁に回転する力が加わり、落下事故が起きた ということでした。
橋桁にどのように回転する力が加わったのか記事からはわかりませんでした。
 
そこでインターネットで他社新聞社4社の記事を見てみました。毎日新聞社の図入りの記事は次のように説明してありました。

橋桁落下の原因を、もう一度上の図の説明によって見てみると

① 東側の門型クレーンの片方が4cm沈んだ。
② この門型クレーンが西に上面で18.5cm傾く。
③ 橋桁が西に押し出され、橋桁がジャッキから外れた。
④ 南に18mずれ落下した。
落下の過程は分かりましたが、かなりの疑問も残ります。
東側の支柱が18.5cm傾いて、橋桁が西に押し出され、ジャッキから外れたということは、このときジャッキが不安定に設置されていたということでしょうか。ジャッキ2基は落下しています。
また中日新聞の橋桁に回転する力が加わった、と言うのも分かります。しかし、門型クレーンの北側の支柱が沈んだわけですから、北方向に落下するように思えます。事故では橋桁は南方向18mずれて落下しました。
途中の過程のことはさておき、仮の橋脚が傾いたことが事故の原因でした。あとは再発防止策です。
委員会はNEXCO西日本に対し「作業の段階ごとに地盤などを計測すること」などを提言しました。
建設業界に一つ指針が示されたように思います。
 
 
 

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