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2016年11月10日 (木)

続 博多道路陥没

当ブログはクレーンや工事の大好き人間です。博多道路陥没事故の続編です。
写真
道路が陥没し、基礎部分がむき出しになったJR博多駅近くのビル=8日午前、福岡市博多区で  (中日新聞より)
事故現場のテレビ映像を見ると、生コン車がひっきりなしに出入りしています。
これは地下水や下水が溜まった陥没部分を、セメントを含む特殊な土で埋め戻す作業をしているところでした。
写真道路陥没現場の図  (中日新聞より)
この埋め込む作業は、水を抜いて、土をダンプで大量に運び入れれば早く復旧できると思いましたが、これは駄目なようです。
水はそのままにして、特殊な薬剤の流動化処理土を投入するのが工事の方法の様です。この流動化処理土は水の中でも固まります。
この処理土は福岡市だけで一日に作れる量が限られてきます。他都市に支援を頼んでも持ってくる間に固まってしまうので、それも出来ません。
水を抜けば早く復旧作業に着手できるのに思いましたが、これも工事に方法があります。
全く逆で、陥没事故対応の基本は水を入れることで水は抜いては駄目です。土砂崩れは穴が空いた部分と、周りの地下水を含んだ土のレベルが違うので土砂の移動がおきます。逆に地下水レベルまで水が溜まったので地盤が安定しました。
水はこれ以上増えて溢れることもありません。地下水とレベルが同じになったことと、下水の大きな排水管部分までと水位が同じになったことで、そこから排水されます。
写真の基礎がむき出しになっている建物は大丈夫かと気になります。
この建物は岩盤まで杭が届いており、計測しているが現在のところは時間が経過しても傾きなどは発生していません。
事故は8日午前5時15分頃発生しましたが、9日夜までに陥没部分の7千立方メートルの穴のうち約半分弱の3千立方メートルの土を投入し、地表下3メートルの地点まで埋め戻しました。
これでガス管や通信ケーブルなどライフライン設備の復旧に着手出来るようになりました。
トンネルは図のように岩盤層に掘られましたが、その上の粘土層に問題があったようです。粘土層が風化で粘土状になったと福岡市は説明をしています。
とにかく原因を徹底的に究明してもらいたいと思います。日本の土木技術を応援しています。
 
 

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