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2018年3月14日 (水)

南アルプス落石間一髪

平成23年70歳の時に南アルプスを聖岳、兎岳、赤石岳と一周して来ました。その時に遭ったことを書きます。
家を朝3時に出て、大井川沿いの寸又峡から井川湖に向かう狭い林道を走っているときでした。林道の左は高い崖、右は切れ落ちたような大井川という道でした。

5時頃であったので明るくはなってきていました。畑薙第2ダムで送迎バスに乗るべく急いでいました。すると
左上の崖から大石が落ちて来ました。80cm四方、厚さ30cmほどのやや平べったい大石です。

この石だけが落ちて来ました。崖崩れのあったような場所でした。この石が落ちて来るのに気が付き、2mほど前で止まりました。石は車の前でゆっくり振動しながら止まりました。臼が振動して止まるときのような動きでした。

大変なことでしたが、とにかく命拾いしました。1秒早ければ直撃されて千尋の谷底のような川に落ちていたかもしれません。

さてここを通過せねばなりません。ひとりで動かせるような石ではありません。垂直に近い崖だったので、石は山側で止まっていました。

石とガードレールの幅は無理すればやっと車が通れるほどです。その時は急ぐ気持ちがあり、石に乗り上げて通ることにしました。

車は石に乗りあげられず、ガードレール側に押し出されました。
ガードレールに僅かに接触し通過できました。時間を要することもなく通過できました。車は小型のRVでした。

この時車に傷がついてもそれほど悔しいという思いはありませんでした。それはそれ以上に運が良かったことが多かったからです。

石が車を直撃しなかったこと、石が山側で止まったこと、丸い石ならば道の真ん中に来たかも知れません。車が小型であったことなど誰かに助けられているとしか思えませんでした。
平成26年に起きた御嶽山の噴火は紅葉のあの季節、快晴のあの日、昼時のあの時間でした。御嶽山は歴史に残るような噴火はありませんでした。そんなこともあるのです。

送迎バスでこの話をすると運転手が “今朝そこを通ってきた。崩れたところの土砂を取り除いて来た” いうことでした。どうやら今度は大石が落ちたようです。間一髪でした。
                                                  
通過後は山へ行く気持が漲って来ました。しかし山も苦労の連続でした。3日後の帰りもここを通りましたが、石は片付けられていました。

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