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2018年3月13日 (火)

宇津山、前穂高岳紀美子平

宇津山(うずやま)は湖西市入出(いりで)にある高さ54mの小さな山です。浜名湖に突き出した半島にあり、時季には山一面にミツバツツジが咲き乱れます。 

 

Shoutaiji

 

 

まだ早すぎると思いましたが、少し咲いていました。モクレンの花も咲きかけています。

 

Dsc00574 ミツバツツジ

 

 

Dsc00573 モクレン

浜名湖が見渡せます。うぐいすも啼いていました。

 

 

Dsc00578 浜名湖

 

宇津山は正太寺(しょうたいじ)の境内で、池にはヒキガエルの卵が長々とありました。

 

Dsc00572 ヒキガエルの卵

桜のつぼみも大分膨らんできています。もうすっかり春です。

 

別の話になります。
 
前穂高岳頂上直下に紀美子平があります。この紀美子平はどうしてこの名が付いたんだろうと思っていました。
 
このように人の名前の付いた登山道、小屋、峰などたくさんあります。多くが男性の名前です。ここは紀美子という名前に引かれました。
 
紀美子は氷壁に出てくる美那子のような美しい女性で、何か悲恋でもあったんだろうかと思いました。
 
調べてみました。岳沢ヒュッテには紀美子平に由来した説明文が張ってあるそうです。紀美子は妙齢な女性と言うのでなく、可愛い幼児でした。
 
「穂高岳山荘の初代あるじである今田重太郎は大正時代から穂高開発に専念して来ました。昭和25年頃、絶えず遭難の起こる前穂高岳と上高地を結ぶ岳沢に安全に登山のできる道の建設に取り掛かりました。
妻のマキと幼少の娘・紀美子をともなっての工事でした。険しい前穂高岳の山腹に小さな平地を見つけてテントを張り、その中に紀美子を寝かせて、夫婦は工事にいそしんだのです。
やがて出来上がった道は誰呼ぶことなく重太郎新道と呼ばれ、多くの登山者に利用される道となりました。
娘紀美子は23歳になって突然病死しました。そしていつしかテントを張っていた場所を紀美子平と呼び親しむようになったのです。」
(穂高岳山荘刊 槍穂高より)

感激しました。幼児をテントに寝かせながらの夫婦の過酷な作業。登山者のためにひたすら道を作りました。ありがたい限りです。紀美子は生きていれば70歳位でしょうか。

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