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2018年4月21日 (土)

あわや遭難

山で一番怖い思いをしたことを書きます。これは2008年(平成20年)5月6日、67歳の時のことです。愛鷹山系の位牌岳から鋸岳と一周しようと思った時のことです。天気は晴れていました。

 

 

 

静岡県裾野市の富士サファリパーク近くの須山から登山口の山神社に入りました。ここに車を置いて位牌岳、鋸岳、蓬莱岳と一周する予定でした。

 

 

 

 

林道を歩いて行くとすぐに水のない大きな沢を渡ります。林道を進むと前岳登山口があり、少し行くと小さな沢がありました。ここで大失敗をしました。この沢を躊躇することなく登って行きました。

 

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沢に出たときはおおよそ対岸に道が続いています。しかしこの時は位牌岳の尾根に出るには、この沢を行った方が近いだろうという思い込みがありました。

 

 

 

沢はペンキも無ければ、踏み跡もありません。ひたすら大きな石の沢を登って行きました。やがて沢は石も少なくなり細くなってきました。上の方には尾根が見えています。そこが位牌岳に通ずる尾根道だと思い頑張りました。

 

 

沢は急になりました。沢の両側の立ち木に捉まらなければ登れません。ひたすら頑張って尾根上に出ました。

 

 

 

 

Dsc06318 沢上部からの富士山

 

 

 

 

Dsc06319 富士山裾野

 

 

 

 

しかし道などありませんでした。藪の尾根でした。がっくりしました。ではどこが位牌岳に続く尾根か、近くにまた尾根が見えます。これは一つ手前の尾根だったのかと思い、さらに下りて行きました。

 

 

 

 

一番下まで下り、その先を登ってみましたが、道はなく藪で動ける状況ではありません。ここでさらに動くと危険を感じました。今日は家に誰もおらず、ここに来たことを知らせていませんし、またこの道はルートではありません。

 

 

 

 

引き返すことにしました。また越えて来た尾根を越えねばなりません。急なガレ場の斜面をよじ登って行きます。腹ばいで木に捉まり登って行きます。

 

 

 

 

木が折れました。もう一つの木に持ち替えました。これも折れ滑り落ちることを覚悟しました。8mほどの高さでしたが幸いにもその木は折れませんでした。

 

 

 

 

今度は来たときの急斜面を下って行きます。ここでも怖い思いをしました。急斜面を木を頼りに前向きで駆け下りて行きました。頼りにしていた木が折れました。スピードが増し次の木に捉まりました。

 

 

 

 

人が入っていないところは枯れ木や浮石が多く、この木も折れると思いました。ここでも奇跡が起こりました。折れませんでした。折れていればささくれだった雑木の中に顔から突っ込んだと思います。

 

 

 

 

大石の沢を下って行くと滝のようなところもありました。ここでも勢い余って落ちそうになり、傍にあった木にしがみ付き助かりました。

 

 

 

 

沢に入り込んだところまで下りて来ました。対岸を見ると道がありました。6時間さ迷いました。これも誰かに助けられていると思いました。

 

 

 

 

 

 

 

難所の位牌岳・鋸岳には 1ケ月半後の平成20年6月18日に一周してきました。この1周もたいへん怖い思いでした。位牌岳・蓬莱岳両方に警告板があります。

 

 

 

 

 

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