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2018年4月18日 (水)

戦後の生活・・・ネズミ

戦後の頃はネズミがいるのは当たり前でした。ドブネズミも溝を這いまわっていました。

ネズミは天井裏を這いまわり、戸棚の後ろなど暗い所にいました。戸棚の中にも入り、あらゆるものをかじっていました。それらの所にはネズミの糞が散乱していました。
 
押し入れや木箱に入れたお膳や木製食器、着物、ひな人形、それらを入れた箱などネズミの歯の立つものは何でも齧じられていました。建具や戸棚、畳までかじられました。
 
ネズミの駆除は戦いでありました。戦後の家は隙間だらけで、建物内に入ることを塞ぐのは不可能です。ネズミを捕るには捕獲用の器具を使いました。 
 
一番使ったのはネズミ捕りかごです。中に芋を吊るしておき、ネズミがそれを食べると戸が閉まるように仕掛けがしてあります。 

ネズミ捕りかご  ネットで拝借しました

 このネズミ捕りかごをネズミの通り道に仕掛けておくと、ときどき掛かりました。その後は川に持って行き水の中に沈めます。残酷に思えるかもしれませんが、これは人間が生きて行く術なのです。

他にネズミを捕る道具として、ネズミ捕り板がありました。エサの上に乗るとばね仕掛けで挟まれるようになっていました。これにはあまり掛かりませんでした。
ヤマトキ 板ネズミ取り (両バネ)
 
ネズミ捕り板  ネットで拝借しました 
 
猫もネズミ捕獲の大事な戦力でしたが、どうも気まぐれのようであまり頼りになりません。
 
戦後の頃は町ぐるみでネズミ退治をしました。尻尾を切って役場に持って行くと5円くれました。とにかくネズミが多く食料や生活用品を守ること、ネズミからの病気を防ぐことは大事なことでした。
 
ネズミは今も手に負えぬほど多くいます。駆除しても生き延びています。絶滅品種も数あるなかでこれだけ強い動物も珍しいことです。
 
 
ここでネズミも関係することわざを一つ 「風が吹くと桶屋が儲かる」と言うのがあります。
 
これは「ある出来事がほとんど関係ないことに影響を及ぼす」ということです。つまり 「風が吹く→埃が立つ→目に埃が入る→失明する人が増える→三味線弾きが増える→三味線を作るため猫が殺される→猫が減りネズミが増える→ネズミが桶をかじる」 というものです。
 
少し説明を加えると、三味線弾きは当ブログが子供のころもおりました。三味線は猫の皮を使います。
 
半分ばかばかしいような繋ぎですがそこが面白いところです。何時も途中でつかえることなく、繋ぎが出てきます。
 
これは江戸時代から伝えられている話のようです。今の時代に合わないですが、昔を見る思いです。

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