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2018年12月17日 (月)

食べ物

12月11日の中日新聞「中日歌壇」に次のような短歌がありました。

半額のシール貼られた助六が1人暮らしの母の晩餐」

何か侘しさ切なさを感じる短歌ですが、この一人暮らしの母親は侘しくないのではないかと思いました。

助六」とは説明するまでもなく、のり巻き寿司といなり寿司が詰め合わせになっている寿司です。その素朴な味わいが多くの人から親しまれています。

当ブログにとって戦後の頃のごちそうと言えばお寿司でした。お寿司は特別のときにしか食べられませんでした。これは一度ブログに書いております。

その頃のお寿司と言えばのり巻き寿司、いなり寿司、ちらし寿司くらいのものでした。その中でのり巻き寿司が大好きでした。

のり巻き寿司の芯は干瓢、椎茸、竹輪を煮しめたものが主でした。これはわが家だけかもしれません。当ブログは今もこの芯ののり巻き寿司が好きです。

今では四季折々のごちそうなど無くなってしまいました。毎日正月や祭りのようなごちそうが食べられます。自分が好きなときに好きなものが食べられます。

短歌の一人暮らしの母親は時に不便はあるものの一人暮らしを楽しみ、好きな助六を夕餉にしているものと思います。

話の内容が変わりますが、戦後の頃の話です。極道者が汽車の中でおにぎりを食べていました。それをじっと見つめ、つばを飲み込む貧しい身なりの少年がいました。

極道者はその後、極道の限りを尽くしてきましたが、年経てから「あの汽車の中で何故おにぎりをあの少年に渡さなかったのか、一番悔いの残ることだった」と言っています。

また、12/9 NHK BSで放送された「戦争孤児〜埋もれてきた“戦後史”を追う〜」の中で、「上野駅の地下で姉弟3人でパンを食べていた。じっと見つめる少年がいたが渡せなかった。70年以上経った今でも悔いが残る」ということでした。

食べ物大事です。粗末にすることは堪えられません。断捨離の世の中ですが、食べ物は違うと思っています。食べ物に対して感謝の気持ちを持ち続けたいと思います。

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