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2020年3月 8日 (日)

老いを歌う短歌②

中日新聞の中日歌壇には老いを歌ったり、老いを看護する短歌が出てきます。当ブログも今年は傘寿、それらの短歌にはどれも共感いたします。2・3月の新聞に載ったそれらの短歌を挙げてみます。

・老いを歌った短歌

中日花壇     去年より一センチちぢむ身の丈は何処に消えたか食はすすむを

中日歌壇   いずれひとりになる二人とふ歌ありき独りになりて三年過ぎぬ

中日歌壇   齢の数九十七個を手にのせて食べきれぬなり追儺の豆を

中日歌壇     小さき声ひと声のみの鬼は外 豆八十粒を無心に食ぶる

 

・老いを看護する短歌 

中日歌壇  百歳を過ぎいかなる橋を渡りしや姉は奇怪な世界をさまよふ

中日歌壇  「けんけんと雉が鳴いている」嬉しげな母に工場の音とは言わず

中日歌壇  ひきだしに(シャツ)(くつ下)と貼るようなラベルが母の記憶にはない 

中日歌壇  「だんだんに毀(こわ)れてゆく」と言う妻よただただ細き肩を抱きやる

 

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