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2020年4月12日 (日)

怖い思いをした山(過去山⑥)

今で思うとよくぞ歩いたと思うような山が幾つかあります。愛鷹山系の鋸岳はそんな思いがした山でした。

須山山神社→前岳口前岳→位牌岳 鋸岳→蓬莱山→割石峠→大杉→前岳口→須山山神社 と一周した時の縦走路 位牌岳~蓬莱山 での思いを書きます。

001nokogiri1

蓬莱山には一度呼子岳の方から来ており、下写真のような警告板が立っていることは知っていました。

005nokogiri警告板

しかしこの蓬莱山から位牌岳の尾根道を一度は縦走したいと思っていました。ネットで調べ縦走できる思いを持ちました。

そこで平成20年5月、位牌岳方向から登りましたが、前岳口付近の沢で道を間違え、沢に踏み込んでしまいました。この時のことはブログに書いております。

そして再び平成20年6月同じ位牌岳の方から登りました。68歳のときです。こちらから登ろうと思ったのは位牌岳や前岳はまだ登ったことがなかったので、まずは登っておきたかったからです。

しかしこの日は登りはじめのときは雨が降っており、霧もあり見通しも利きません。登り始めると雨も止み、2時間40分で位牌岳に着きました。やはりこちらも鋸岳に向かうところに警告版がありました。

005noko警告板

縦走のつもりで来ているので鋸岳に向かいました。ネットで調べたところでは、縦走はほとんど蓬莱山から位牌岳の方向です。位牌岳の方からは下りになるのでより困難になります。最悪の条件下で鋸岳を目指します。

垂直のような壁を鎖で降りました。両側が切れ落ちた刃渡りのような道を行きました。一番困ったのは道がはっきりしないことです。テープやペンキのしるしはありません。縦走路の表示板がときにあるくらいなものでした。

005noko1表示板

何回も山を下りそうな道に入り、おかしいと思い縦走路に戻ります。位牌岳から蓬莱山方向は特に道が分かりにくいようです。鋸岳付近はほとんど鎖の道ばかりです。切れ落ちたような鎖場の道だったり、岩場の道だったり、鎖場のアップダウンの繰り返しです。

雨の後で滑りやすくなっています。じゅうぶん写真を撮ったり景色を見る余裕もありません。

005noko3鎖場の道

鋸岳の山頂を踏みたいと思いましたが、鎖を頼って歩いているうちに見覚えのある山に着きました。蓬莱山でした。着いたときはホッとしました。鋸岳の山頂の印は見逃しましたが縦走し満足でした。位牌岳から蓬莱山までは2時間掛かりました。

 

今で思うと身震いがします。なぜこんな道を歩いたのか。68歳でしたが冒険心がありました。山はいつでもそうでしたが、まだ歩いたことがない道を歩いてみようとか、登ったことがない山に登ろうとか、いつもそう思って登ってきました。もう一つは鋸岳を登っておきたいと思ったからです。

しかし今はもうそういう気持ちは薄れて来ました。思い出してはゾッとしています。一つ間違えば命を失っていたかも知れません。このようなことにこれまでも何回か出合って来ました。運が良かったばかりでなく、誰かに助けられていると思っています。山の神様、母親に助けられたと思っています。

鋸岳・位牌岳はホームページに以前書いています。

 

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