東日本大震災 原発

2013年6月15日 (土)

東日本大震災47 原発17 (太陽光発電)

東日本大震災から2年3ケ月が経ちました。被災地に寄り添っていたいという気持ちが薄れがちになります。時が経つほど戒めなければならないと思っています。

今日も新聞記事からです。中日新聞11面に太陽光電池の記事が小さく載っていました。

「変換効率世界1 太陽電池を開発 シャープ」 という見出しで 「シャープは14日、太陽光を電気に変える集光型太陽電池で変換効率44.4%を達成し、米国のベンチャー企業が保持する世界最高記録(44.0%)を更新したと発表した。

記録を更新したのは、大きさが4ミリ四方の太陽電池の発電部品。インジウムやガリウムなど光を吸収する化合物の層を重ねて、太陽光を効率的に電気に変換できるのが特徴。」(以下略)

今は風力発電や太陽光発電が盛んに行われています。どこへ行っても風車を見かけますし、太陽光発電パネルも目にします。

発電方法は他にもありますが、太陽光発電に注目しています。それは以前のブログにも書きましたが、発電パネルに著しい進歩があるからです。現在使われている発電パネルの効率は20%ほどです。

小生の乏しい新聞記事の情報力だけでも、

平成23年11月 36.9%
平成24年 7月 光を新素材の膜を通して、太陽電池にあてると40~70%
平成24年  9月 塗る太陽電池、効率も良い

そして今日の記事です。わずかな期間で大変な進歩です。まだまだ効率UPは確実なことと思われます。

電気は家庭で作るものだ という概念になるかもしれません。そうすれば電柱一つとっても、電線を引く経費、その維持費、景観、交通など多くの利点があります。

 

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2012年9月14日 (金)

東日本大震災 40  原発16(太陽光発電)

原発に変わるエネルギー源として、太陽光発電に一番注目していますが、こんな記事が今日の中日新聞1面に出ていました。

「塗る太陽電池」 夢近づく 実用化技術を開発 有機物操作で発電効率アップ

という見出しで、

岡崎分子科学研のチームは、有機化合物を使った次世代の太陽電池を実現する基本技術を開発した。

広く復及している無機化合物(シリコン)の太陽電池の発電効率に近づける可能性があり、軽く薄い「塗る太陽電池」の実用化が期待される。(中略)

シリコンを有機物に置き換えれば、薄さを生かして折り曲げたり、シート状に加工して建物の屋根や壁に貼ったり、自動車の車体に塗布したりと、さまざまの方法で発電できる。(以下略)

この有機半導体は輪転機で印刷するように量産でき、製造コストを大幅に引き下げられるということです。

2011年11月にシリコンでの太陽電池の効率は36.9%(通常は20%程度)まで成功しており、2012年7月には新素材を使って通常効率の2~3倍アップの太陽光発電にも成功しています。

太陽光発電は日ごとに進歩しています。

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2012年8月15日 (水)

東日本大震災 39  原発15

67回目の終戦記念日です。今日の中日新聞社説に引用されていた村上春樹のスピーチに共感いたします。

このスピーチは昨年6月、スペイン・バルセロナのカタルーニャ国際賞授賞式のスピーチで、次は社説の一部です。

福島原発事故をめぐって「原発を許した我々は被害者であると同時に加害者。そのことを厳しく見つめなおさないと同じ失敗を繰り返す」と語りました。

村上さんの悔恨は、急速な経済発展の途上で、「効率」という安易な基準に流され、大事な道筋を見失ってしまったことでした。

核爆弾を投下された国民として技術と叡智(えいち)を結集、原発に代わるエネルギーを国家レベルで追求、開発する。それを日本の戦後の歩みの中心命題に据えるべきだった。

そんな骨太の倫理と規範、社会的メッセージが必要だった。世界に貢献できる機会になったはずだったというのです。我々は原発に警告を発した人々に貼られたレッテルの「非現実的な夢想家」でなくてはならないのだ、とも。

日本の原発は1963年、東海村に始めて原子炉が建設されて約50年、その後は増加の一途をたどり現在は54基あります。

原子力発電所に行くと、無料の展示館があり、原子力発電の仕組みや、原発は安全というようなことが説明され、パンフレットにもそのようなことが強調して書かれていました。

また小中学校向け副読本には、原発は「大きな地震や津波にも耐えられる」と記載もされていました。

胡散臭い内容だとは思っていましたが、果たして広島原爆10個分にも相当する事故が福島第一原発で起きました。

私はそのように思いながらも、何もできませんでした。そういう意味で自分も加害者だと思っています。事故の起こる前に何もできなかったことを悔いています。

またそういう電力の恩恵に自分も預かっていることが消極的になった理由でもあります。やはり骨太の倫理・規範が必要だったのです。

また社説は次のようにもありました。

千年に一度の大震災と原発事故は、人々を打ちのめしましたが、日本が受け入れてきた西洋文明や思想、科学技術について考える機会ともなりました。文明の転換期のようです。成長から脱成長の時代へ。どんな時代、国、社会へと変わっていくのかは不確かですが、この国には信じ、愛するに足る人たちがいます。

文学者のドナルド・キーンさんは、日本への帰化に際して、作家高見順が戦争中に日記に書いたのと同じ結論に至ったと打ち明けました。高見順は東京上野駅での空襲の罹災(りさい)民たちが、おとなしく健気(けなげ)、我慢強く、謙虚で沈着なのに感銘して、日記に「こうした人々と共に生き、死にたいと思った」と記したのでした。それは大震災での東北の人々と同じでした。

 

在野の思想家の渡辺京二氏が「逝きし世の面影」で紹介したのは、幕末に訪れた外国人の目に映った日本と日本人のすばらしさでした。

「貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」。貧しいけれど人間の尊厳が守られた幸せな人たち。当たり前のことながら、幸せは物質の豊かさではない。かつても、これからも、幸せな生き方はさまざまであることを教えています。

成長から脱成長の時代へ。エアコンでなく扇風機で十分です。始末した生活でよいと思っています。

また新聞1面では「関電管内10年並み猛暑でも 最大需要13%下回る」とありました。この数字は多くの人が質素を受け入れているように思います。 

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2012年8月11日 (土)

東日本大震災 38  原発14(もんじゅ事故)

今日は東日本大震災から1年5ケ月です。

今日の中日新聞新聞2面に  美浜もんじゅ「調査」を 保安員審議 破砕帯で意見相次ぐ   という見出しの新聞記事がありました。内容は省略します。

破砕帯については他の原発でも問題になっています。これについては万全の下に原発が建設されていると思っていました。東日本大震災があったからという問題ではないと思っています。

原発についてはその安全性があまりにも強調され、なにか胡散臭いという思いでした。充分な安全の下に建設され、偏った情報でなく正しい情報をすべて公開してほしいものです。

また8月9日の中日新聞2面には、もんじゅ機器落下事故について もんじゅ 落下事故 4役員処分 給与返納 「重大性を考慮」 という見出しで記事がありました。

この事故は燃料交換で使用した装置を吊り上げる途中、原子炉容器内に落下しました。これは吊り上げ機器の設計ミスが原因と判明しています。

この事故の復旧には2年間掛かり、復旧費は約21億円に上がるということです。これもちょっと考えられない事故です。処分内容が甘いという指摘が出ています。

「高速増殖炉もんじゅ」については2011年11月22日のブログに、また「もんじゅ」の 機器落下事故については2012年6月24日のブログに書きました。

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2012年7月11日 (水)

東日本大震災 37  原発13(太陽光発電)

今日は東日本大震災から1年4ケ月です。せめて11日という日を忘れないようにしたいと思っています。

昨日の新聞に「太陽光発電 効率アップ 新素材で2~3倍に?」という見出しの新聞記事がありました。

京都大のグループが熱や光のエネルギーを効率よく特定の光に変換できる素材を開発した。太陽光発電に応用すれば、発電効率が2,3倍になる可能性がある。(中略)

一般的なシリコン製の太陽電池では太陽光のエネルギーの約20%に当たる近赤外線を主に使って発電している。(中略)

新素材では厚さ2マイクロメートルの膜に、直径4マイクロメートルの穴を規則的に配して、熱エネルギーを効率良く遠赤外線に変換して放出することに成功。(中略)

Taiyoudennti

膜の成分を変えれば、放出する光の種類を変えられるため、近赤外線を出す素材を作ることも可能という。(中略)

その素材を介せば、太陽電池の発電効率は40~70%に上がるという。(以下略)

以前のブログにも書いたように原子力発電に変わる発電として、太陽光発電に一番注目しています。

太陽光発電に期待する1つには、その素材の進歩には目を見張るものがあるからです。1年に満たぬ単位で著しい進歩です。

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2012年6月24日 (日)

東日本大震災 36  原発12(もんじゅ)

6月21日の夕刊に「機器落下の復旧 もんじゅ完了へ 保安院が検査」という記事が小さく載っていました。

2010年8月に高速増殖原型炉「もんじゅ」で起きた機器落下事故の復旧作業で、経済産業省原子力安全・保安院は21日、新しい機器が正常に動くことを確認する検査を実施した。検査に合格すれば復旧が完了する。

事故は燃料交換用機器(全長12m、重さ3.3トンの円筒形)が炉内から引き抜く際に落下し、衝撃で機器が変形。日本原子力研究開発機構が新しい機器を製造していた。(中略)

検査は21日で終了し、問題がなければ1年10ヶ月ぶりに炉内の燃料を取り出せる状態になる。

「高速増殖炉もんじゅ」については2011年11月22日のブログに書きました。重複しますがその1部を確認してみます。

もんじゅは1985年着工され、1995年初臨界に達しました。はじめは1996年に本開始を目指していました。ところが1995年に液体ナトリウム漏れ事故を起こしました。

2010年15年振りに運転を再開しましたが、今度は点検中に機器落下事故を起こし、再停止に追い込まれました。

2011年度中に予定をしていた40%出力による試運転開始も、福島原発事故で政策を見直し見送られました。

そして2012年6月21日、機器落下事故の復旧作業が完了しました。1年10ヶ月ぶりに炉内の燃料を取り出せる状態になったということです。

莫大な費用(前述ブログに記載)をかけながら、放置されるということはなんとしても避けてほしいと思っていました。

他の国は高速増殖炉から撤退しましたが、小生は研究だけは続けてほしいという気持ちに変わりありません。

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2012年6月22日 (金)

東日本大震災 35  原発11(原子力)

またニュースの受け売りになってしまいます。原発の内容ではありませんが、今日の中日新聞社説は次のような内容でした。

「安全保障」追加 平和の理念ゆがめるな という題で

「原子力の憲法」といわれる原子力基本法がこっそり変更されていた。国会でほとんど議論されぬまま「安全保障に資する」の文言が加えられた問題は、原子力の平和利用の理念をゆがめるものだ。 という主文で要点は

二十日に成立した原子力規制委員会設置法で、原子力基本法の一部が改正された。基本法は、原子力の研究と開発、利用の基本方針を掲げた「原子力の憲法」である。(中略)

改正は、原子力利用の安全の確保について「確立された国際的な基準を踏まえ」としつつも、「我が国の安全保障に資することを目的として行う」との文言が追加された。(中略)

 「安全保障(セキュリティー)」の言葉を使えば「平和利用に限る、軍事には使わないという原則を日本は放棄するのではないか」といった疑念や拡大解釈の余地を国際社会に与えてしまうおそれがある。(以下略)

今の時代、核兵器を日本が持つなど日本国民は思っていません。ところが国際社会ではそのようには受け取らないのです。

果たして今日の新聞2面にこんな記事がありました。

「核武装への道」 韓国紙が憂慮 という題で

日本の原子力基本法で定めた原子力利用の安全確保の目的に「我が国の安全保障に資する」とする文言が挿入された問題で、韓国では21日付けの夕刊紙・文化日報が1面トップで「日本が法的に核武装の道を開いた」と報じるなどメディアは核の軍事利用への憂慮を伝えた。(以下略)

日本の思いとは全く違うように受け取られてしまいます。日本は過去に侵略戦争をしたと、国際社会は見ています。

日本の実情はなかなか伝わらないのです。それは日本も他の国を見るとき、本当に理解できているか分かりません。

そのような中で「安全保障」という言葉を使えば、軍事力を強化するというように受け取られてしまいます。

青森県六ヶ所村の再処理工場もそうです。今はトラブル続きですが、この工場だけの建設は、軍事的使用の懸念を国際社会にいだかせるのです。

戦後66年経ってもこんなふうです。その国のイメージはなかなか拭えません。これも今日の新聞ですが、韓国の大韓航空がケニア人を「原始的」と表現し、抗議を受けて謝罪していたということです。

息子は月に1・2週間ほど中国に出張していますが、中国人を大変好意的に受け止めています。これは中国に行かなければ分かりません。

国際社会がよく理解しあうことですが、一朝一夕には進みません。
安全保障というような言葉は原子力基本法から削除し、基本法の再改正をすべきです。

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